失敗する人の事情を想像してみる

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私は背が高くないから、電車のドア枠に頭をぶつけたことはなく、それ以外のドアでもぶつける心配をすることはほとんどありません。世間の想定内の身長なんですね。

ところが、世の中にはうらやましいくらい背の高い人がいるもので、電車で周囲を見回してみると、明らかにドア枠より頭の方が上にある人がいました。その人は、頭を低くして電車を降りていきました。私がやったことない動作です。

ここで、背の高い人には、背の低い人が考えもしない思考があることに気づきました。

「ここは頭を低くした方がいい?」

ドアをくぐる度にこのような判断をしなければいけないし(無意識かもしれないけど)、判断ミスで頭をぶつけることもあるでしょう。

背の低い人は、そんな判断をしなくても頭をぶつける心配はありません。スキップしてても大丈夫。

逆に背が低いからこそ発生する思考もあります。

たとえば高いところの物を取るとき、「踏み台いる?」という判断が必要になります。無理に背伸びして取ろうとしてひっくり返してしまうこともあるかもしれません。

まったく同じ行動でも、人によって問題になったりならなかったりするわけです。自分にとってはなんてことない行動でも、それを問題として抱えている人には、その人なりの事情があるのです。

子供には子供なりのいろんな事情がある

特に身体の大きさ、知識、経験がまったく違う大人と子供では、その違いは顕著になります。

たとえば、コップでジュースを飲むとき、子供はよくこぼします。テーブルの端にコップを置いたり、コップを勢いよく動かしたり、傾け過ぎたりするからです。

子供はジュースをこぼして親を困らせてやろうなんて考えているわけではなく、慣性の法則を知らない、まだ筋力が弱いからコップが重い、手をゆっくり動かすのが難しい、と子供なりの事情があるのです。

身長のように誰の目にも明らかなものならすぐに事情は分かりますが、目には見えない事情だと簡単には推し量ることができません。

「この子はどうしてこんな失敗をするんだろう?」とその人の事情に想像を巡らせてみると、今まで見過ごしていたものに気づけるかもしれません。

【参考】子どもの本当の気持ちが見えるようになる本 by 原坂一郎 – 自然と子どもを怒る回数が減る!理解してほしい「子どもの5つの事情」

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