「親業」に学ぶ子どもとの接し方 by 近藤千恵 – 子供の自立を促すコミュニケーションをしよう!

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子供のことを本当に理解していますか?また、子供は親の気持ちを理解してくれていますか?

私は「理解しているつもりだったけど、もしかしたらまだまだ理解できていないことが多いかも」と感じる本を読みました。

近藤千恵さんの「「親業」に学ぶ子どもとの接し方―親と子はもっとわかりあえる」です。

「親業」とは?

親業とは、親と子供がお互いのことを理解し、ともに成長していくことを目指すものです。

それには、「聞く」「話す」「対立を解消する」という過程があります。

本書のポイントを紹介します。

【聞く】能動的な聞き方

親は人生の先輩として、子供に「教える」という姿勢で話します。

それが親の役目だと思っている人が大多数でしょう。

でも、その姿勢が子供の気持ちを踏みにじったり、子供への理解を阻んだり、子供の自立を妨げたりします。

通常、親は次の12個の対応をします。

  1. 命令
  2. 脅迫
  3. 説教
  4. 提案
  5. 講義
  6. 非難
  7. 同意
  8. はずかしめる
  9. 分析
  10. 同情
  11. 尋問
  12. ごまかす

身に覚えがあるものもあれば、「これは問題ないんじゃない?」というものもあるでしょう。

しかし、これら12個の対応は、子供の問題を親が解決しようとするものです。

子供は悩みにぶつかったとき、自分で考え、解決する過程で、成長し、自立していきます

そのチャンスを親が奪ってしまうことになるのです。

親業の「能動的な聞き方」は、子供の気持ちを感じ取り、言葉で表現してあげます

すると、子供が自分で解決策を見つけることができるのです。

「能動的な聞き方」では、親からのアドバイスはせず、聞くことと子供の気持ちを感じることに徹します。

【話す】わたしメッセージ

通常、親は「あなたメッセージ」で子供に話します。

「(あなたは)早くごはんを食べなさい」

「(あなたは)静かにしなさい」

「(あなたは)もっと優しくしなさい」

言葉には現れないけど、「あなた」という主語が隠れています。

「あなたメッセージ」を使うと、「わかってるよ!」「うるさいなー」と子供は反発するのです。

そこで、親業では「わたしメッセージ」を使います。

「わたしメッセージ」とは、親の気持ちを子供に伝えることです。

子供の行動に対して、親はどう感じているかを伝えます

たとえば、おもちゃを片付けない子供に対して、「ここにおもちゃが散らかってると、掃除機がかけにくくて、イライラしちゃうんだよね」という風に言います。

問題となる「行動」、その「影響」、それによる親の「感情」を伝えるのです。

このように伝えると、子供が自分で、何が問題であり、どうすればいいのか考えることができます

実際に、3歳の息子に試してみました。

料理を並べているテーブルの上でおもちゃで遊ぶ息子。お皿をひっくり返しそうなのでやめてほしい、という状況です。

私「テーブルの上で遊ぶと、おもちゃが当たってお皿がひっくり返って料理がこぼれて、困っちゃうな」

息子「じゃあ、こっち(お皿のないあたり)でやるー」

それまで、何回か「やめなさい!」と言っても聞かなかったのに、息子が自分であっさりと解決してくれました。

親に押し付けられるのではなく、自分で解決策を考えることがいいようです。

【対立を解消する】勝負なし法

親と子供が対立することは多いものです。

小さい子でいえば、お菓子やおもちゃを買う買わない論争です。

あなたのお宅では、親が強いですか?子供が強いですか?

実は、親が勝っても、子供が勝っても、うまくいきません

その場は、どちらかの勝利で収まったとしても、長期的に問題が起こります。

親業では、「勝負なし法」という、親子の対立を解く方法を使います。

勝負なし法は、次のような手順で行います。

  1. 問題を明確にする
  2. 解決策を出す
  3. 解決策を評価する
  4. 双方が納得する解決策を決定する
  5. 解決策を実行する
  6. 結果を評価する

この手順を子供と一緒に行います

双方が納得する解決策を選ぶので、勝った負けたという気持ちは起こりません

子供をコントロールするものではない

「これなら言うことを聞かないうちの子にも使えそう」と思った方、残念でした。

上記3つの方法は、子供をコントロールするためのものではありません

コントロールしようとすると、子供はそれを感じ取り、反発することでしょう。

あくまで子供を主体的な行動に導くものであり、それは親の思い通りに動くということではないのです。

また、これさえあればどんなシーンでもうまくいく、という万能薬でもありません。

普通のコミュニケーションの方がふさわしい場面もあります。

子供以外にも有効

親業という名前ですが、子供だけでなく、大人とのコミュニケーションにも役立ちます

パートナーとこのようなコミュニケーションをすることで、お互いをより深く理解し、ともに成長していくことができます。

あとがき

親が子供を育てるのではなく、親と子供が一緒に育っていく、という考えです。

親業のコミュニケーションは、通常より時間がかかります。

仕事、家事など、育児以外にもに忙しいから、決して簡単なことではありません。

でも、このコミュニケーションが、子供の自立を促し、親子が互いに理解し合える良好な関係を築くことができるので、時間を費やす価値のあるものです

「もっともっと子供や妻と話をしたい!」、そんな風に思える本でした。

子供を怒ってばかり、子供のことが分からない、子供に自立してほしい、子育てに自信がない、という人におすすめです!

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